2008年10月22日 星期三

“初代新幹線”0系引退を前に乗り納め人気


昭和39年の新幹線開業とともにデビューした初代新幹線「0系」の人気が、11月末の営業運転終了を前に再燃してい る。昨年12月の引退発表以降、乗り納めが目当ての客で乗車率は軒並みアップ。JR西日本は急遽(きゆうきよ)、12月に新大阪-博多間で3日間限定の 「さよなら運転」実施を決めたほか、旅行業界でも0系の乗車を組み込んだコースが人気を集めている。戦後の復興を象徴し、高度成長期を駆け抜けた「夢の超 特急」のラストランは間近に迫っている。

 0系は丸みのある先頭車両が特徴で、昭和39年10月の東海道新幹線開業とともに運転を開始。最高時速210キロは当時世界一で、東京-新大阪間を4時間、その後は3時間10分で結び、世界の鉄道業界にも大きな影響を与えた。

 これまでに3216両が製造されたが、新型車両との世代交代が進み、東海道新幹線ではすでに引退。山陽新幹線に「こだま」3編成18両が残るだけだったが、この3編成も老朽化のため11月30日で営業運転を終了する。

  昨年の引退発表後、JR西では多くの鉄道ファンの要望に応え、グレー地と緑に塗り替えられていた車体を開業当時の白地と青に戻したほか、車内チャイムも当 時の旋律に戻した。こうした演出の効果もあってか次第に乗車率がアップし、停車駅などでカメラを向ける乗客も増えたという。

JR西によると、「こだま」の例年の全体乗車率は20%前後だが、今年の「こだま」0系だけを見ると、25%(6月)、26%(7月)、32%(8月)、27%(9月)と推移。0系以外の100系などと比較しても5~8ポイント増加した。

 一方、12月6、13、14日に行われる「さよなら運転」では、「こだま」ではなく、6年ぶりに「ひかり」として復活。指定席のみで、切符は1カ月前から全国のみどりの窓口で販売されるが、人気を集めそうだという。

 旅行業界でも、0系の乗車を組み込んだツアーが大幅に伸びている。

 旅行会社「クラブツーリズム」(東京都新宿区)は、東京から広島、山口へ向かう際に岡山-新尾道間で0系に乗車するツアーを夏から販売。これまでに4000人近い申し込みがあるほど人気を集めており、秋の行楽シーズンに向けても順調な伸びを見せている。

 「日本旅行」(東京都港区)では、0系に加えレールスター、N700系の各新幹線に乗車し、新幹線基地などを見学するツアーがシルバー層から好評だという。

 クラブツーリズムの真柄徹広報課長は「予想以上の0系人気に驚いている。特に定年退職前後の団塊の世代からの申し込みが多く、自身の引退と重ね合わせて懐かしんでいる人も多いのではないか」と話している。

新聞來源:

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/081022/trd0810221137002-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/081022/trd0810221137002-n2.htm


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